コロナ禍が引き起こした学習の遅れに対処するには

  • BenQ
  • 2022-02-08

新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、全ての年代の生徒・学生の学習の遅れをはじめ、社会に多大な影響を及ぼしています。学校の閉鎖と「間に合わせ」のハイブリッド/リモート学習により引き起こされた学習量の減少は、いずれも教育に多大な影響を与えました。教育者と生徒が学習の遅れを取り戻すのは難しいかもしれませんが、遅れを少しでも取り戻すのに役立つ手段をご紹介します。

UNESCOのデータによると、世界で16億人を超える園児、生徒、学生が新型コロナウイルス感染症による学校の閉鎖に何らかの影響を受けています。米国ではK-12(幼稚園年長から高校3年生まで)の生徒の半数以上が、パンデミックによる学習の遅れを被っている可能性があります。教育への新型コロナウイルスの影響は非常に甚大で、多世代にわたって長引く波紋を広げています。ここで求められるのは、パンデミックが引き起こした学習の遅れにどう対処していくのかということです。

学習の遅れとは?

学習の遅れについては様々な定義がありますが、基本的には同じことを意味します。歴史的には教育は計画されたプロセスです。そのプロセスが突然停止したり、減速したりすると、生徒・学生は以前と同じペースで新しい知識や経験を得ることができなくなり、これを研究者は学習の遅れだと定義づけています。また同様に、生徒の知識、経験、能力に目に見える低下が認められる場合も、明らかに学習の遅れが発生しているといえます。

つまり、学習の遅れとはカリキュラムを進めるペースがこれまでより減速していることを意味します。生徒の学習の遅れは、一般的なテストで判別することができます。

Student struggling to understand the class content due to learning loss

学習の遅れは高学年の児童と比較し低学年の児童により大きな影響を及ぼす傾向があるのは、高学年の児童のほうが日常生活の変化にうまく対処して、自分たちで多くの教材やオンラインのコンテンツなどのリソースを利用できるからでしょう。そのため、このパンデミックでは未就学児や小学生に最大の注意を払う必要があるかもしれません。同様に学習の遅れは、生い立ちや家庭の収入源が異なる生徒間の情報格差といった既存の問題も悪化させます。日頃からの苦労と同じく、貧困家庭の生徒はますます取り残されることになります。

利用できるツール

あらゆる年齢層から愛されているアイスブレイクのような楽しいグループアクティビティと同様に、DIYの図画工作の取り組みは非常に効果的です。宝探し、雑学クイズ、グループでの読み聞かせなどの多くのアイデアがありますが、これらには1つの共通点があります。それはグループで取り組むということです。そこには協力するという楽しい動機付けがあるほか、教師は参加する全員の生徒をしっかりと観察し、さらなる手助けや指導が必要な生徒を見つけることができます。もちろん、連帯感もソーシャルスキルや精神力を養うのに役立ちます。

ここでは、学習のゲーミフィケーションが本領を発揮します。学習の遅れには、単なる勉強よりも楽しい方法で対処するのが一番です。インタラクティブな電子黒板は、クラスでのゲームやグループアクティビティの格好のプラットフォームとなります。

グループワークに最適な「Kahoot!」は、あらゆる年齢層を対象とする楽しい教育アクティビティが豊富に用意されているため、生徒が自分のデバイスを使う必要もありません。そのため、情報格差の影響が軽減されるほか、グループが共通の目標を目指して取り組むため、誰も取り残されることはありません。

 Students can team up and play Kahoot together to combine fun, learning, and teamwork.
健康にも配慮した電子黒板

日本初SIAA認証の抗菌ガラスを搭載した電子黒板で
安心して協働的な学びを実現