新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とその出現による打撃が過去のものになるにつれ、私たちは前を向き、社会は、あらゆる面で正常な状態をできる限り取り戻そうと動き出します。学校では、そのために、清潔さと健康により重点的に取り組む必要があります。できる限り細菌のいない、健康な教室を実現するには適切なツールが必要であり、学校ではもうしばらく、ある程度のソーシャルディスタンスに加え、リモートラーニングも維持されるでしょう。電子黒板といったテクノロジーを活用すれば、確実にレベルアップを図れます。
もちろん、これまでも多くの学校が健康と衛生には常に気を配ってはきましたが、コロナ禍により、教師や学校管理者、親たちの心をそれらが大きく占めるようになりました。子どもたちも、かつての同年代の子どもに比べ、関心が高くなっています。どこの国でも、新たな学びのスペースが構築され、様々な教育モデルに対応できる新たなツールやテクノロジーにかなりの額の投資が行われています。
ソーシャルディスタンスは、しばらくの間、登校の要件であり続けると思われるため、教室で利用できるスペースを最大化することをおすすめします。ソーシャルディスタンス確保のために大きな校舎を建てるというわけにはいきませんから、手始めに、教育に不可欠でないものを排除するのがいいでしょう。
ロッカーや様々な収納キャビネットを中間地点に移動させれば、教室に空きスペースが生まれます。そして、もしまだなら、物を動かすのに便利なキャスターを、椅子や机に付けることを検討してみてください。キャスターは安価なうえ、柔軟性をもたらしてくれると同時に、引きずったときの耳障りな音も軽減してくれます。
非社会的な行動を奨励するわけではありませんが、しばらくは、自分で使うものは自分で持っていき、物を共有しないよう子どもに促すことが賢明です。ペンや紙、もちろん、携帯やタブレット、ノートパソコンなども含まれます。
これが常にできるとは限りませんが、物の物理的な共有を減らせれば、感染リスクも減らせます。恐怖心を煽ろうというのではありません。今のこの状況では、心の平安のためにも警告が必要と考えるからです。
EZWriteソフトウェア(BenQ 電子黒板に内蔵)のような、クラウドコラボレーション、注釈やスクリーンミラーリングといったツールは、BYOD(Bring Your Own Device)を最適に活用する授業の体系化に非常に役立ち、教室での協力を促し、ソーシャルディスタンスも確保します。
リモートラーニングとハイブリッドラーニングの素晴らしさのおかげで具合の悪い生徒も自宅から授業に参加できます。ハイブリッドラーニングは、BenQ製のディスプレイをはじめとする電子黒板の導入による利便性の恩恵を大きく受けています。
教師も、学校管理者も、親や子供たちに、疑わしい場合は、具合が良くなるまで家で待機するということを再認識させる必要があります。咳が出たり、鼻水が出たり、熱が出たりした場合は、家で十分に休息を取る必要があり、可能な場合はリモートで授業に参加します。現在は、リモートでの授業参加が以前よりも簡単に行えるようになっています。リモート参加できない子どもは、具合が良くなるまで家で休む必要があります。それが最も安全な選択肢です。幸いにも、BenQ電子黒板なら、授業を簡単に記録して後で見られるため、自宅に留まる選択をすることによって授業を受ける機会が失われるわけではありません。
ちょっとおかしいと思うかもしれませんが、この考えは、正真正銘、医学データに基づいています。生徒の数は明らかに教師の数を上回っており、大人数の子供たちが動き回れば、細菌も一緒にくっついてくる可能性も増えるため、動かなければならないことは教師がやるようにするのがより安心という、理にかなった考え方です。つまり、生徒は同じ教室でほとんどの時間を過ごし、教師が教室を移動するということです。
昼休みなどの社会活動も最小限に抑える必要があります。昼休みは、生徒と教師が集団で集まる広い食堂ではなく、各教室で取るようにします。
教師が簡単かつ便利に教室を移動するには、NFCカードで素早いタッチレスログインが可能なNFCカードをかざしてログインし、教材を読み込んですぐに授業を開始できるタップ&ティーチが極めて有用です。