約13,000人の住民を抱えるフリーゼンハイムの学校の技術設備には、明らかに老朽化の兆しが見えていました。黒板以外に教室内で教師が自由に使用できるのは、旧型のオーバーヘッドプロジェクター、数少ないメディア用台車、テレビ、中学校にある2台のデジタル黒板のみでした。数少ないノートパソコンとコンピュータールームを除き、これまで学校ではデジタル化や新規メディアに関するトピックはほとんどが議論されていませんでした。
専門小売店のUriot GmbHと綿密な相談を行った結果、フリーゼンハイムの自治体代表者および関連学校(小学校、中学校を含む)の教育職員は、今後新たなメディアを教育に取り入れる上で最適なソリューションを探すことにしました。この概念は、全学校全学年で一貫している必要があります。最終的に購入したのは、BenQ RP654Kディスプレイ17台でした。
Wi-Fi接続機能を搭載した新しい薄型スクリーンは授業を賢明な方法で補完し、すぐに教職員にとって価値のあるツールになりました。たとえば、小学校での授業は基本的な読み書きや算数などを中心に構成されていますが、ビデオや双方向型のグラフィックで言葉を視覚化できると便利な場面は多いものです。さらに、教師はiPadをディスプレイに組み込まれたApple Airplayと連動させ、モバイル文書カメラや柔軟なプレゼンテーションツールとして使うことができるようになりました。
セグメント
教育
場所
学校
プロジェクト
フリーゼンハイムの教育センターにおけるラーニング2.0
導入したBenQ ソリューション
導入時期
2019年
フリーゼンハイムには中学校が2校と小学校が3校(分校が2校)あり、そこでは合計1,200名の生徒が教育を受けています。教育機関の技術機器は時代遅れかつ部分的に欠陥もあったため、これまではデジタル化が大きな議論になることはありませんでした。また、教室で利用できる技術は、オーバーヘッドプロジェクター、プロジェクター、テレビ、ノートパソコンに限られていました。しかし時間の経過とともに、多くのデバイスに技術的な欠陥が発生し、技術的な代替手段では置き換えられなくなりました。結果として、生徒や教師(特に小学校の教師)は、新たなメディアを利用することによる恩恵を受けることができなかったのです。
授業に双方向的要素を追加する機会を教師に与えるため、タッチスクリーン付きの大型フラットスクリーンが購入されました。オッフェンブルクにある専門小売店のUriot GmbH & Co. KGは長年フリーゼンハイムの自治体と連携しており、選定プロセス中に助言を行っていましたが、最終的には大画面65インチのBenQのRPシリーズディスプレイを推薦しました。自治体は教育センターに合計17台のデバイスを導入し、2019年にはさらに多くのデバイスを導入することが既に計画されています。
2回の広範なトレーニングセッションにて、教師は双方向型モニターの機能に慣れました。この新しいテクノロジーに対する不安は、このようにすぐ取り除かれたのです。小学校では読み書きや計算の学習を重視しているため、この新たなフラットスクリーンが授業をよりサポートする役割を果たします。教師が特に高く評価しているのは、授業内容をはるかにわかりやすく視覚化できるという点です。適切な場所に説明用の動画、画像、グラフィックを配置することで、理解に大きく貢献します。また、現代的な双方向型のBenQ RP654Kディスプレイを利用すると、授業をより多様化することができ、これには子どもたちの集中力を長く保たせるという副次的な効果もあります。一方で他の学校では、現代的なeラーニングコンテンツの統合の他、全生徒との包括的なやり取りを最重視しています。さらに、ディスプレイに統合されたApple Airplayとの接続により、教師は自らのiPadをモバイルドキュメント用のカメラや柔軟なプレゼンテーションツールとして、効果的に使用することができています。柔軟性が高いため、各学科の個々の要件に合わせてシステムを最適化することも可能です。