『Tea Ceremony, Kyoto Kaiseki, and Digital Art』は、国登録有形文化財であり、通常時非公開のお屋敷『仁風庵』にて、デジタルアートと庭園を望みながら、お茶と京懐石料理が楽しめるイベントです。 デジタルアートのテーマは『椿』。美しい日本庭園と日本の家屋に広がるデジタルアートの世界を楽しむことができます。BenQは空間演出用のレーザープロジェクター LU960ST2/LU960USTを筆頭に、様々な製品で演出に協力いたしました。 演出を手掛けた、国内外で活躍するグラフィックデザイナー/デジタルアーティスト、Miko (松丸三枝子)さんにお話をお聞きしました。
デジタルアーティスト / デザイナー
カリフォルニア州立大学バークレー校 学士 (美術 / ビジネス)
マサチューセッツ工科大学 修士 (デザイン工学 理学修士)
東京出身のデザイナー。19歳で起業して以来、グラフィックデザインやWebデザインにとどまらず、飲食店や小売店の経営など、日米で多岐にわたるビジネスを展開。現在はGraphnetwork、see em why k、Weave Creativeの3つの会社の代表を務める傍らグラフィックデザインを空間に取り入れたデジタルアートイベントを各地で実施。
はい。これまで多くのデジタルアートイベントを実施する中で、様々なメーカーのプロジェクターを試す機会がありました。その中で、BenQの製品は価格と品質のバランスが優れており、特に短焦点のEW800STは複数台所有しています。明るさと広角のバランスが素晴らしく、屋内イベントでは重宝する存在です。
▲松丸さんが過去、サウスウエストグランドホテルで実施した那覇イマーシブアートイベント。BenQのプロジェクターを9台を使って空間を演出。
庭の演出に使われた短焦点モデル「LU960ST2」
今回のイベントでは、短焦点のLU960ST2を庭に向かって投影しました。5200ANSIルーメンの明るさで、庭の草木が鮮明かつ美しく映し出され、感激しました。また、短焦点プロジェクターを奥行きのある場所に設置することで、広範囲を一台でカバーできたのも良かったです。さらに、アウトドア対応のGS50をスポットで配置し、灯籠に向けて投影するなどの工夫を施しました。
室内で活躍する超短焦点モデル
室内では、超短焦点のLU960USTを使用し、壁から約1mの距離に設置したことで、お客様の動線を妨げずに配置することができました。常設のイベントでは天吊りも可能ですが、単発のイベントでは置くだけの設置が基本です。歴史あるお屋敷を傷つけないよう配慮し、設置方法には細心の注意を払っています。マットブラックのスタイリッシュなデザインなので、あえて隠さず堂々とプロジェクターを配置しました。 さらに、2階ではEW800STを複数台使用し、2部屋全体にアートを映し出しました。
コンシューマー向けで発売されているモバイルプロジェクターGS50とGV31のコンパクトプロジェクターのスピーカーを活用し、異なるアンビエントミュージックを3箇所から流すことで、より立体的な音響空間を創出したのは面白い試みでした。
空間に馴染みやすいモバイルプロジェクター「GV31」
BenQの多様な機種を体験しましたが、どれも直感的に操作でき、セットアップが非常にスムーズで助かっています。それぞれの機種が明確な特徴を持っているため、状況に応じた選択が可能です。家庭用のコンパクトプロジェクターも使い勝手が良く、GV31はプロダクトデザインの面でも優れているため、空間にも馴染みやすく、幅広い用途で活躍すると思います。一家に一台あれば便利な商品ですね。
イベントを重ねるごとに、異なる状況に応じた新たなセットアップが求められますが、BenQの豊富なラインアップは常に新しい発見をもたらしてくれます。ユーザーの目的やシーンに応じて細かく選べる機種が揃っているため、大変ありがたいですね。また、サポート体制もしっかりしており、購入前にサポート窓口と相談することも多く、私のようなイレギュラーな用途にも適した機種を紹介していただき、とても感謝しています。今回のイベントは、BenQのサポートなしでは実現できなかったと強く感じています。 これからもよろしくお願い致します!