2024.11.26
BenQは、2024年11月21日~22日の2日間、東京都立産業貿易センター 浜松町館にて開催される「保育博2024―保育・教育ビジネス&サービスフェア―」(以下、保育博2024)へ初出展いたしました。
保育博は、保育者、幼稚園教諭、園長、理事長のためのイベントで、日々の保育に役立つ知識が無料で学べるセミナー・研修・ワークショップと約180社から発表される保育現場で役立つ商品やサービスの展示で構成。 BenQブースでは、保育の現場にて注目度の高まりつつある幼児教育向け電子黒板「BenQ Board」を展示。ブースを訪れる来場者に対して、デモンストレーションを交えながら、実際の使用感などを伝えました。 アジア各国で学校機関と併せて、プレスクールでも導入が進み、2023年度までの累計で10万台の売上を記録している「BenQ Board」ですが、日本国内においても、「探究学習と職員室DX」の実現に向けて、東京都内を中心に、保育園・幼稚園・認定こども園などでの導入が進んでいます。
(左)幼児教育専任担当の近藤、(右)電子黒板の製品担当 高見
「保育園、幼稚園において、好奇心からの主体的な学び、そして探求学習が注目される中、それらを取り巻く環境のデジタル化は思っているよりも早く来るのでは」という、電子黒板の製品担当であるBenQの高見祐介。「従来の紙や泥んこなどももちろん大切で、それらにデジタルが置き換わるのではなく加わる形で、園児たちが興味を持って学ぶためのひとつのツールとして、電子黒板は最適なのではないか」との見解を示します。
そして、保育の現場においては、デジタル化はまだあまり進んでいないというBenQの近藤貴彦は、幼児教育向け専任担当という立場から、「そこに電子黒板などのデジタルツールが入ることによって、さらに深い学びができるだけでなく、効率化や時短などにも繋がります」と、電子黒板の導入による可能性に期待を寄せます。
実際にBenQ Boardを導入した園は、園児に向けた教育用途だけでなく、職員室でも活用していると高見は述べます。「これまではいろいろな資料を紙で用意して会議をしていたところが、電子黒板があれば、印刷することなく、画面に映し出して即座に話し合いができます。効率化によって生まれた時間で、園児と過ごす時間を増やすことができます。」と時短の効果を挙げ、「特に先生方には、ちゃんと使いこなせるかどうかが心配という方が多いのですが、基本的な操作はAndroidタブレットと変わらないので、実際に使ってみると意外と簡単だったというお話を伺います」と、電子黒板の簡便性を強調しました。
「実際、初めて電子黒板を入れるという現場が非常に多いので、やはり不安は大きいと思います」と同意する近藤。「ただ、ほとんどの先生方は日常的にスマートフォンやタブレットを使っていらっしゃいます。基本的にはすでに使っているツールの延長なので、少し触れていただければ、翌日の保育や職員会議からすぐにでも活用いただけます」と自信を覗かせます。
学びの場においても、「例えば散歩の時間に、スマートフォンで花を撮影したり、虫の声を録音したりする。園に戻った後に、電子黒板で撮影した写真を見たり、音を聞いたりして振り返りを行う。普段の散歩の中でもデジタルツールを活用することで、普段の体験を新しい視点からとらえ、自然との共生の意味を考える」と高見は続けます。
「また、園の中では実体験が難しい自然、例えば夜空の星や、異なる季節の花、日本にいない虫などを、画像や動画ですぐに見せることができるのも電子黒板ならではの特長」であり「すぐに見せることで、園児たちの新たな好奇心が生まれ、そこから探求的な学びへとつなげることができます。このすぐに見せられるというのは保育の現場で大きな価値ではないかと思います」と語ります。
さらに、電子黒板の良さは、見せるだけではなく、画面上に文字が書けるところだと近藤は付け加えます。「ただ見せるだけなら、モニターやプロジェクターでもできます。しかし、電子黒板はそこに直接文字を書くことができます。この身体を動かすこと、そして完全なデジタルではなく、アナログ要素が残っているところが重要で、デジタルとアナログの良さを両取りするハイブリッドなツールであるところも、保育現場での使い勝手の良さだと考えます」と、さらなる電子黒板の可能性について言及します。
そして、「今の子どもたちは“タッチパネル・ネイティブ”だ」という近藤。「生まれたときから既にタッチパネルがある環境で、画面があれば触るものだという感覚を持っているので、子どもたちにとってはまったく違和感のないツールだと思います。幼少期から電子黒板やタブレットをみんなで使う機会があることで、それらのデジタルツールを既に導入している小学校教育との円滑な接続に配慮した環境を提供でき、就学以降も園児たちはこういったデジタルツールを上手く使いこなして、取り込んでくれるのではないか」との期待を寄せます。
また、園での英語教育への親和性の高さも言及する高見。「今、英語教育を提供している園は増えてきています。“教育”といっても、”遊びを通して楽しく学ぶ”ことが園児の好奇心を生むきっかけとなるので、その楽しい雰囲気を作るために、動画を使ったり、音楽でリズムにあわせてアクセントを学んだりと、どの園もさまざまな工夫をされています。
BenQ Boardは大画面にタッチでアルファベットを書いたり、動かしたりできるため、より園児の好奇心を育みます。また、(BenQ Boardを導入している日本語学校の現場でも同じだったのですが、)言語の学習はその教室にないものが題材になることが多いため、その意味でもデジタルコンテンツが利用できる電子黒板のメリットは大きいと思います」と、英語教育にも力を入れている保育園・幼稚園についても、BenQ Boardの有用性は高いと説明します。
BenQでは現在、BenQ Boardをご成約いただいた方に対して、「幼児ポピー」で知られる教育向けの出版社、株式会社新学社の「探究学習 まなびプログラム」が提供されています。
(ご提供:2025年3月納品分まで。ご利用期間:2025年8月末まで)
こちらは、新学社のコンテンツをデジタル化し、BenQ Boardに搭載されているホワイトボードアプリ「EZWrite 6」のファイル形式にカスマイズしたBenQ Board専用コンテンツとなっています。「電子黒板とコンテンツをセットでご提供することにより、すぐに現場で取り入れていただくことが可能になります。」(近藤)
さらに、「電子黒板は初めて導入する、という園様がほとんどとなりますので、安心してご導入いただけるよう、導入前のご相談から導入後のサポート、実際の運用まで、一緒に伴走するような、コンサルに近いコミュニケーションを心がけています。安心してお問合せください」とあらためて専任担当として保育園・幼稚園と並走していく意気込みを述べました。