2020/5/26
・パソコンとプロジェクタースクリーン、ホワイトボードの間を物理的に行ったり来たりしなくて済むようになりました。
・ホワイトボードがアイデアで埋まったときに消す必要が無く、ページ追加ができ、ディスカッションを中断する必要がなくなりました。
・BenQ Boardの導入は、従来手法に混乱をきたすものではなく、従来手法を強化するための素晴らしい方法です。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の学部、Department of Science, Technology, Engineering and Public Policy(STEaPP)では、2019年度博士課程プログラムの一環で、ワークショップスタイルの授業を実施していました。このワークショップでは、博士課程の学生たちが将来の研究職に必要なスキルを身につけることが目的です。
スティーンマンズ博士はこのワークショップを通して学生たちが、政策の理論と実務の距離を縮める学びを深めることを期待しています。学生たちの研究分野について、実際に存在する公共政策の問題とそれに対する解決可能な課題を見つけるために、ストーリーテリングの手法を取り入れました。
ストーリーテリングを作り上げるためのディスカッションでは、学生が中心であること、かつ自由なディスカッションであることが基本設計となっています。「私たちはこうしたワークショップをラウンドテーブル形式で行うことが多いです。」と、スティーンマンズ博士は説明します。「プレゼンテーションの構成要素を用意したうえで、ワークショップの時間の多くはディスカッションが占めます。特に、学生らが博士課程の学びで役立つと思われるポイントにディスカッションの焦点を当てていきます。」
BenQ Board導入前は、スティーンマンズ博士はワークショップのフレームワークを提示するためにパソコンとプロジェクターを使用していました。学生らはプロジェクターで提示されたこのフレームワークをディスカッションの出発点として使用します。学生たちがアイデアを出し始めると、スティーンマンズ博士はホワイトボードに移動して、図を描いたり、展開に応じてストーリーの詳細を書き留めたりして、会話の展開を記録していました。
このワークショップは学生の興味を非常に惹きつけるアクティブラーニングでした。しかし、2つの学習環境制限の課題がありました。まず、スティーンマンズ博士がディスカッションを促進するためにパソコンとホワイトボードを頻繁に行き来しなければならないという問題でした。次に、ホワイトボードのスペースが不足するという問題がありました。
ホワイトボードがアイデアで埋まるたびに、ディスカッションを中断し、書き留めた内容を全て消してスペースを作り、ディスカッションを再開する必要がありました。学生らは、書き留められた内容を頭の中で覚えるか、ホワイトボードの写真を撮って確認するかして、中断したところからディスカッションを再開できるようにする必要がありました。このような頻繁な中断により、ディスカッションの流れが著しく乱れました。
従来は、パソコンとスクリーン前、ホワイトボード前を行ったり来たり。また、ホワイトボードのスペースが無くなったら、議論を中断して、写真を撮って、消して、議論を再開したり。
ワークショップをスムーズに進めるためにスティーンマンズ博士は、UCL が最近導入した BenQ Boardの 1台を活用してみることにしました。スティーンマンズ博士は、まず自分でBenQ Boardを試してみて、それが自分のワークショップに最適なツールだと判断しました。その直観的なUIデザインとホワイトボードアプリEZWriteなどの機能により、インポートしたスライドデータを別のデバイスを使用せずに表示し、メモを書き込めるための便利な環境が整いました。すべてが 1 つの画面上にまとまりました。
「会話の内容に応じて、外部パソコンの画面共有モードとホワイトボードアプリモードとを切り替えました。」とスティーンマンズ博士は言います。
BenQ Board 導入後は、すべてが1つの画面上にまとまった。また、ホワイトボードのスペースが足りなくなったら、ページを追加して、そのまま議論を継続できるようになった。
必要なすべてのツールが 1 つの大きなタッチスクリーンに表示されているため、ストーリーテリング構築のディスカッションはシームレスで興味を惹きつける学習体験になりました。 EZWrite を使用する主な利点は、キャンバスが非常に広いことです。スティーンマンズ博士は、ホワイトボードスペースを拡張したいときに、新しいページを追加し続けることができました。スペースを用意するために書き留めた内容を消すなどの作業が無くなったため、学生たちは自分たちが議論している内容により集中できるようになりました。
「学生らは膨大な全情報の経緯を頭の中で留めておく必要が無くなり、構築され続けていくストーリー自体に全神経を集中することができます」とスティーンマンズ博士は言います。
それ以上に、スティーンマンズ博士は BenQ Board の活用がいかに自然だったかについても述べています。「本当に興味深いのは、それが今までの手法を極端に変えないといけないといったようには全く感じられなかったことです。これは私にとって非常に重要な点です。これは、従来手法に混乱をきたすものではなく、従来手法を強化するための素晴らしい方法です。」
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