電子黒板 BenQ Board 幼稚園/保育園/こども園の活用事例

電子黒板を使用したデジタルコンテンツを保育の現場でどう活用する?

“未来型保育”の先駆け「学校法人 星野学園」で現役保育士に講習会を開催!

ICT先進園でのBenQ Board RM04とリトプラ デジタルコンテンツとの提携

小・中学校の教育現場でICT化が急速に進む一方で、幼稚園・保育園など保育の現場では消極的なところも少なくありません。そんな中、「学校法人 星野学園」(東京都小平市、以下:星野学園)は他園に先駆けてデジタルコンテンツを使用した電子黒板の導入をスタートしました。同園は早くからICT化に積極的に取り組んでおり、コドモン、タブレットも2018年より運用を開始。業務効率化や職員の働き方改革も進めています。

今回導入されたのは、子どもたちの健康と安全にも配慮したGoogle EDLA認証取得の教育向けの電子黒板BenQ Board RM7504
ICT教育先進国であるオーストラリアでは国内No.1のシェア*を獲得しています。

*2Futuresource調べ(023年の高等教育機関市場において)

星野学園では、BenQ Boardと組み合わせて、“遊びが学びに変わる”をコンセプトにした次世代型テーマパーク「リトルプラネット」を運営する株式会社リトプラ(東京都港区、以下:リトプラ)の体験型デジタルコンテンツとのパッケージで採用しました。つまり、電子黒板というツールを使って、テーマパークで体験するようなデジタルコンテンツを園の教室内で子どもたちは体感することができるのです。

デジタルコンテンツの活用講習会

では、このデジタルコンテンツを保育の現場でどう活用したらいいのか? その講習会が2024年5月に同園にて現役保育士(年少~年長)を対象に開催されました。講師はリトプラのアソビクリエイト事業部 小西恭平さん。現在は法人向けコンテンツなどの開発に携わっていますが、もともとは保育士という経歴の持ち主。この日の講習会では、小西さんよりコンテンツのコンセプトのお話から始まりました。

「デジタルコンテンツというとゲームのイメージがあるかもしれません。一見ゲームのようなものが保育の現場に必要なの?と思いますよね。でもこれは単なるゲームではないんです。いろんな遊びがひとつになったパッケージで、遊びながら思考力を鍛えていきます。例えば、家庭でゲームをしたり本を読んだりする時って基本的にはひとりですが、リトプラのコンテンツは、お友達や先生たちと一緒に遊べるようになっています。近年、子どものやり抜く力、集中力、協調性などといった数値化できない“非認知能力”が着目されていますが、これは幼児期にこそ養われる能力で、養うためには双方向性が大事だと言われています。このリトプラのコンテンツは、なにかを“教える”のではなく、双方向の遊びの中から“引き出す”ためのツールとして活用していただければと思っています。」

保育士による実際のコンテンツ体験

そこで、現役保育士の先生たちに実際にリトプラのコンテンツを体験してもらうことに。
全14種類のコンテンツの中から、年少、年中、年長の各クラス担任の3人1チームでそれぞれにやってみたいものを選んで体験しました。

年少クラス担任チーム

年少チームが選んだのは、「そんなに難しくないので年少さんでも楽しめそうだし、色を識別する練習にもなりそう」とクッキーの同じ色を指でなぞる『クッキー連鎖パズル』
10人まで参加できる遊びです。

年中クラス担任チーム

年中チームは物語を自分たちで作ることができる『みんなのむかしばなし』。チーム内でおもしろおかしく、ときには他チームからのツッコミも入りながら、ストーリーを展開し完成させました。
「画面のキャラクターを用いてストーリーを考えられるので、難しく考えずに自由な発想で展開できる面白さがあって子どもたちもこれなら取り組みやすそう」
と大好評。

年長クラス担任チーム

年長チームは数字をつなげて10を作るという『デジタル算数パズル』。先生たち自身も、「あれ?これで10になる?」と笑顔だけど真剣(笑)。「足し算を遊びながら、こんなに自然と学ぶことができるとは!」とデジタルならではの良さを体感した様子。他のコンテンツもあれこれ体験し、まるで子どものように無我夢中で取り組んでいました。

保育の現場での活用方法の議論

さて、実際に体験したところで、次はいかに保育の現場で活用するか?ということをグループごとに話し合い、3チームそれぞれに発表してもらいました。

「年少さんはできることがまだ限られているので、何色があるかな?同じ色をつなげてね!と月齢に応じた声掛けをすれば、お友達と協力しあって楽しめると思います」
「最初は先生が声掛けしながら、慣れてきたら子どもたちたちのペースに任せたらいいかも」
など現場でどういった声掛けが必要かについての意見も。

また保育の現場はアナログ的な要素が多いですが、「デジタルの要素が入るのはとてもいいと思います。iPadなどと違って、この大画面を使ってみんなで遊べるのがいいですね」「大人数でも少人数でも色んな遊びを体験できるし、数字や色など知育的なものを自然と学べるのがいい」など、デジタルコンテンツの導入に現場の先生たちからは好印象な声が多かったです。

講習会のまとめと今後の展望

「コンテンツは向き合い方、使い方次第で多彩な体験にすることができます。考えるきっかけやツールとして、デジタルを活用する体験環境を作っています。あくまでもベースであって、このコンテンツだけで完成するものではない。みんなで作っていきましょう」と最後に小西さんが締めくくり、ワークショップは終了しました。

ワークショップ終了後も先生たちは電子黒板の前でコンテンツを体験したり、そんな先生たちを子どもたちが廊下から覗いていたり。その微笑ましい様子こそが、デジタルコンテンツを使った未来の保育の現場なのかもしれません。

【リトルプラネットTouchコンテンツ詳細】

リトプラについて

リトプラは、2018年より “遊びが学びに変わる” をコンセプトとした 次世代型テーマ パーク「リトルプラネット」を運営しています。 建築士、ゲームプログラマー、幼稚園教諭、 大手テーマパーク運営など多様なスキルやキャリアを持つ人材を擁し、デジタルアトラク ションの企画開発から施設設計、パーク運営までを内製しています ( 一部パークは ライセンスパートナーとの共同運営 )。 2024年7月現在、国内13か所・海外1か所に常設パークを展開しているほか、企業や団体、教育機関を対象としたサービス「リトルプラネット for Business」を 通じて、国内外の施設や店舗に向けて多様な体験型コンテンツを企画開発・提供 しています。

学校法人 星野学園 認定こども園 小平みどり幼稚園 について

1968年設立。24年4月に園舎を全面リニューアル。バリアフリー設計、木のぬくもりを 大切にした保育室、約300名の園児数にも対応する200平米超の広々としたホール、400冊の絵本を備えた隠れ部屋、ネイティブの先生が常駐する屋上テラス付きの多目的室など、子どもたちの居心地や過ごしやすさ、体験学習にも配慮された園舎設計となっているほか、ICT化にも積極的に取り組み、コドモン、タブレットなどは他園に先駆け2018年より運用を開始。業務効率化、職員の働き方改革も進めています。 

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