電子黒板 BenQ Board 幼稚園/保育園/こども園の導入事例

学校法人 星野学園 小平みどり幼稚園

2024/7/17

星野学園「小平みどり幼稚園」のリニューアルと未来型保育への取り組み

学校法人 星野学園が運営する「小平みどり幼稚園」は1968年に東京都小平市にて開園。今年で57年目を迎える歴史ある幼稚園が、園舎の全面リニューアルとあわせて、2024年4月に認定こども園としてリニューアルオープンしました。

このリニューアルをきっかけに、2024年6月から、東京都が実施するプロジェクト「こどもスマイルムーブメント」にも参画。このプロジェクトは、幅広い主体の連携により、「チルドレンファースト」の社会を創出する東京都の取り組みで、企業、NPO、大学・学校などの主体が「子供の目線を大切にした取組」を推進し、子供を大切にする社会気運の広がりを目指すものとなっています。

そして、同じく「こどもスマイルムーブメント」に参画する、ベンキュージャパンと株式会社リトプラとの3法人で、“電子黒板を活用した未来型保育”を目指したパートナーシップ協定を2024年6月7日に締結しました。

このパートナーシップ協定は、インタラクティブな学びのツールとして、教育現場とあわせて、幼保市場でも普及が進み始めた「電子黒板」を活用した新たな未来型保育を目指すもので、幼保現場でのよりより使い勝手や、新たな活用方法などを模索する共同展開を始動していく取り組みとなっています。

「星野学園」×「BenQ」×「リトプラ」パートナーシップ調印式を開催
~ 電子黒板を活用した未来型保育の共同展開を始動~

電子黒板「BenQ Board」の導入と期待

手前から園長補佐の箱山拓氏、理事長の星野和宏氏、園長の星野達哉氏

パートナーシップ協定を結ぶ過程において、「小平みどり幼稚園」に電子黒板「BenQ Board RM7504」が導入されましたが、それまで電子黒板についてあまりよく知らなかったという星野学園 理事長の星野和宏氏は画面に直接文字が書き込めることに大層驚いたそうです。
園長の星野 達哉氏もテレビのニュースなどで見たことはあったものの実物を見たのは初めてであり、「まずスタンド式で移動もできることにびっくりで、こんなに大きく重いのかって(笑)。ただ、これだけの大画面のものが移動できて、いろいろなところで使えるのはすばらしいですね。理事長と同じで、直接書き込めることや、複数人で同時に使えることもびっくりで、本当に驚かされてばかりでした」と振り返ります。

小平みどり幼稚園 園長補佐 箱山拓氏

一方、以前から電子黒板を使った教育をしてみたいと考えていた園長補佐の箱山 拓氏は、「お話が具体的になったときには、やった!と思いました」と笑顔。「私自身、電子黒板に対して以前から興味を持っていたのですが、非常に高価なものなので、すごく嬉しかったです」と電子黒板の導入に積極的な姿勢を示しました。

職員の反応と新たな発見

実際に導入されてからも、「説明書を読まなくても、触っていると直感的に使い方がわかるのが良いですね」と星野理事長。「まさにスマートフォン感覚で、若い先生方ならすぐに慣れると思いますし、僕たちよりも早く、いろいろな使い方をみつけてくれるのではないか」と期待を寄せました。

実際、「我先にと触りたがる先生もいたので、みんな興味があったんだと思います」 と箱山園長補佐。
「文書はパソコンで作るのが当たり前だと思っていて、各クラスごとにパソコンを揃えてもらったのですが、職員の中には『パソコンが使えません』という人もいて。そういった職員も決してデジタルに弱いわけではなく、おたよりとかも実はスマートフォンで全部作っている。得意分野が違っていたんですよ。そういった職員でも、BenQ Boardであれば、いちいちデータを落としたりせずに、様々な端末からそのまま繋げ、共有することができます。これは新しい発見でした」と、BenQ Boardの利便性や柔軟性に感心。

保育現場での作業効率化と負担軽減

クラスの掲示物などは、各クラスの先生が模造紙に手書きで作るのが基本でした。しかし、「BenQ Boardがあれば、フォーマットとなるデータをひとつ作れば、それをみんなで共有できます。クラスごとに修正を加えるだけで済みます。他のクラスの先生は同じものを使うだけでなく、それを流用して他の掲示物の制作に取り掛かることもできます。その意味では、作業の効率化はもちろん、先生方の負担も減るはず」と大きな期待を寄せます。

また、画面の大きさに限界があるモニターや、使用場所が限定されるプロジェクターとは異なる、BenQ Boardの使い勝手の良さや自由度についても言及。「画面が大きいので遠くからも見えますし、映像もすごくきれい。拡大して見たり、前の画面に戻したり、使い勝手が無限にあるのではないか」

保育ICTの具体的な活用例とその効果

BenQ Boardを使うメリットは、「子どもたちにとっても、先生にとっても非常に大きい」という星野理事長ですが、「ただ現時点では、先生に対してのメリットが大きいのではないか」との見解を示します。実際に職員研修で使ってみたところ、「いつもだと何枚も何枚も資料を作って、印刷して、配布して、それを見ながら説明をするのですが、紙の資料だとやはり、みんな下ばかり向いて、読むことに集中してしまいます。そうなると、せっかくの話も耳に届かない」といった課題があった中、「BenQ Boardだと、みんながしっかり集中してくれて、反応も良かった」とのことで、研修後に感想を聞くと、「前回よりもかなり内容が把握できた」と確かな手ごたえを得たそうです。

また、実際の使用例として注目したいのが、「避難訓練時の避難経路」。これまでは、箱山園長補佐が事前に作った避難経路図を配って終わりだったのに対し、BenQ Boardに園内図を映し出し、それをもとにして先生方に考えてもらったところ、非常に議論が白熱し、自分たちが想定していたルートとは違うルートが示されたとのことです。「BenQ Boardを使って、視覚的に話し合うことによって、みんなの積極性が上がりますし、頭にも入りやすい。実際にトラブルなどが起こった場合でも、冷静に対応できるのではないでしょうか」

そのほか、プールの安全を伝えるためのイラストも、印刷した紙ではなく、電子黒板を使って子どもたちに説明をする方が伝わりやすく、効率も良いのではとの考えから、今年はBenQ Boardを使っての園内説明も予定しているとのことで、プール開きに併せて、BenQ Boardでの園児研修も実際に実施されました。

※これまで使用していた紙の資料

BenQ Boardでの園児研修の様子

BenQ Boardの大画面が子どもたちの学びを変える

さらに、BenQ Boardの画面の大きさは、子供たちにとっても大きなメリットになると言います。「すごくきれいだし、手でスクロールすることもできますが、何よりこの大きさですね。今まで紙で見せていたものを大画面に映し出すだけでも子供たちの食いつきが全然違います。そして書き込みもできるので、参加型の授業も可能です。ただ絵を見せて説明するだけでは、なかなか身につきません。その意味でも最高のデバイスだと思います」と星野理事長。昨今、数値では表せない人間力、いわゆる“非認知能力“が求められ、子どもたちの応用性や粘り強さ、さらにはコミュニケーション能力を高めていくことが幼保の教育現場において求められています。「最終的に必要なのは、子どもたちが自分で考える主体性、あるいはみんなで一緒に作り出していく協調性」との考えから、「答えがないものを自分たちで考えて、作っていくような遊びができるという意味でもBenQ Boardに大きな可能性を見出しています。」と期待感を明かしてくれました。

また、同じくパートナーシップを結ぶリトプラに対しては「推察力を鍛えるようなコンテンツの拡充」を希望。実際BenQ Boardでクロスワードパズルなどを子どもたちと一緒にやったところ、子供たちの関心も高かったそうで、「頭を使って推察するコンテンツをさらに増やしていただければ良いなと思います。単純なもの、例えばシルエットクイズみたいなものでも、特に年少の子供たちはすごく喜んでくれると思います」とリクエストが上がりました。

学校法人 星野学園 認定こども園 小平みどり幼稚園 について

1968年設立。24年4月に園舎を全面リニューアル。バリアフリー設計、木のぬくもりを 大切にした保育室、約300名の園児数にも対応する200平米超の広々としたホール、400冊の絵本を備えた隠れ部屋、ネイティブの先生が常駐する屋上テラス付きの多目的室など、子どもたちの居心地や過ごしやすさ、体験学習にも配慮された園舎設計となっているほか、ICT化にも積極的に取り組み、コドモン、タブレットなどは他園に先駆け2018年より運用を開始。業務効率化、職員の働き方改革も進めています。 

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