モニターのThunderbolt接続とは?
Thunderbolt接続は多くのハイエンドデバイスで採用されています。ドッキングステーションや外付けストレージデバイスのほかに、外付けモニターもThunderboltを採用することで、プロフェッショナルなユーザーの高画質な映像投影や高速データ転送などに活用されています。Thunderbolt 3はUSB-C端子を採用していますが、このページではMacデバイスに最適なThunderboltモニターの選び方について説明します。
2024/05/15
Thunderbolt接続は多くのハイエンドデバイスで採用されています。ドッキングステーションや外付けストレージデバイスのほかに、外付けモニターもThunderboltを採用することで、プロフェッショナルなユーザーの高画質な映像投影や高速データ転送などに活用されています。Thunderbolt 3はUSB-C端子を採用していますが、このページではMacデバイスに最適なThunderboltモニターの選び方について説明します。
Thunderbolt端子は、USB3.1端子と同じリバーシブルなUSB-Cを採用しているにも関わらず、通常はより高価な価格帯で提供されています。Thunderbolt 3とUSB3.1の違いは、主に帯域幅の広さにあります。Thunderbolt 3は40Gbpsの広い帯域幅を提供しますが、それに対しUSB3.1 Gen1の帯域幅は5Gbps、USB3.1 Gen2の場合は10Gbpsにとどまります。Did we mention Thunderbolt 3’s 40Gbps are bi-directional?
同じ端子の形状にも関わらず、なぜここまでの差が生まれるのでしょうか。PCのThunderboltのチップは、異なるプロトコルからのデータをまとめ、Thunderboltケーブルを介して伝送します。これらの情報は、接続デバイスにて再度それぞれのプロトコルに分けられます。Thunderboltは、最大4レーンのPCI expressやDisplayPortデータをまとめ、40Gbpsにて転送が可能です。つまり、Thunderboltは1つの端子でPCにより高速な転送を提供できるのです。
*Thunderbolt 3対応のモニターはThunderbolt 4搭載のMacデバイスと互換性があります。
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USB-Cでビデオシグナルを転送する場合は、DisplayPort altモードが活用されます。解像度やリフレッシュレート、色域に応じてUSB-Cの2レーンまたは4レーンを使用しビデオシグナルを転送します。例えば、4Kの映像を30Hzで転送する場合は2レーンを使用し、残りの2レーンはUSB3.1 Gen2の10Gbpsデータ転送に使用できます。4K映像を60Hzで転送する場合、ほとんどは4レーンすべてを使用するため、データ転送はUSB2.0レーンを使用するため低速となります。Thunderbolt3の場合、10-bitの4K映像を60Hzで転送する場合は15Gbps相当の帯域を使用しますが、Thunderbolt 3の場合は残りの25Gbpsはデータ転送等に使用可能です。また、bidirectionalなため、デバイスからPCへの転送は40Gbpsが使用可能となります。また、デイジーチェーンにより、4Kモニターの他にも最大5つのThunderboltデバイスに接続しても、PCのThunderbolt 3ポートは1ポートのみの使用で済みます。
Thunderboltケーブルの帯域の広さとシンプルさは数年前までは考えられなかったテクノロジーを可能としています。Thunderbolt 3を活用すれば、ノートPCに外付けGPU(eGPU)を追加し、パワフルなグラフィックパワーを実現することも可能ですし、外付けストレージやオーディオデバイス、ビデオキャプチャーなど無限の可能性を秘めています。
BenQはプロフェッショナルのワークフローを考えたThunderboltモニターの開発を行ってきました。モニターに搭載された複数のThunderbolt 3ポートは、モニターをデイジーチェーン接続に組み込みつつ、高速のデータ転送を可能にします。例えば、モニターは4K解像度の60Hz、外付けストレージもThunderbolt 3での拡張が可能です。
これらのワークスペースを構築すれば、仕事先や外出に限らずフレキシブルにノートPCで働く方でも、4K動画編集や3Dレンダリングなどもこなせるパワフルなワークステーションを実現できます。デスクで外付けGPU、デュアルモニター、外付けストレージだけでなくノートPCへの給電まで、ケーブル1本の接続で可能となるのです。
Thunderbolt 3はUSB3.1 Gen2の4倍もの転送速度、2倍のビデオ帯域幅に加え、Power Delivery規格対応での給電が可能です。USB-Cコネクタを採用しておりドッキングステーション、ディスプレイやデータデバイスに接続できる上に速度も速いため、汎用性が広い接続方法となっています。
プロフェッショナルな動画編集、写真、3Dアーティスト、オンデマンドでのPCタスクなどを行う場合、Thunderbolt接続のメリットを活かしたワークスペースの構築をおすすめします。Thunderboltモニターは4K・5Kワークフローの中心となり、ユーザーの仕事環境を支えます。
